【札幌カフェ】石田珈琲店…札幌を代表する古民家リノベの温もり空間とたくさんの「美味しい」
「札幌で一番有名なカフェはどこか?」
正解のない、漠然としたこの問いに、
多くの人の頭の中に反射的に浮かぶのは、あの”2文字”だろう。
円山という地で歴史を積み重ね、多くの人に愛され、
正解はなくとも、さしづめこれが”参考回答例”
森彦の創始者にして、現・CEOの市川草介さんの著書を読めば、
【書評】カフェという空間がもっと好きになる本―市川草介『カフェがなくなったら…』
ただ今回、僕は敢えて別のお店の名を挙げたい。
それには、ちょっとした根拠もある。
「落ち着く」を体現する古民家リノベ空間、石田珈琲店。 偉大なその存在感は、道外にも届く
札幌でのカフェ巡りと並行して、
その中でお話をさせてもらい、
「札幌のカフェ、行ったことありますか?」
「札幌で気になっているお店、ありますか?」
こんな質問を投げかけると、決まって返ってくるのが「
1人や2人の話ではない。今年だけでも、
言うなれば「心から”カフェ”という空間が好きな人たちが、
その魅力は、何なのだろうか?
札幌市営地下鉄南北線 北18条駅で下車し、歩くこと数分。
北海道大学のお膝元、古き良き「学生街」の空気と、
ここが、多くの人が恋い焦がれる「石田珈琲店」である。
店内に足を踏み入れると、自慢の自家焙煎珈琲豆たちが、
特徴が記された紙を見ながら、店員さんに相談しながら、
さらに歩を進めると、実家に帰ったような、
作ろうと思って作れるものではない、
キッシュ、ティラミス、プリン…黒板メニューからお好きなものを。自家焙煎コーヒーと共に引き立てる「特別な時間」
「本日の」フードメニューは、手書きの黒板で確認する。
この瞬間が、ちょっと楽しみだったり。
洗練されたデザインの紙のメニューも、期待感を高めてくれる。
人気メニューの1つ「キッシュ」をチョイス。この日のアレンジは「とうもろこしとトマトとピーマンのスパイシーミート」。
ふんわり柔らかく、優しい味の卵としっかり味のお肉がベースとなり、その中で北海道の夏を思わせるとうもろこしの甘さと、トマトの酸味が絶妙に弾ける。
舌もお腹も心も満足のランチタイムになることは、間違いないでしょう。
アイスながらしっかり濃厚なココアも、暑い季節にはおすすめ。
別の日に食べた、「土日限定」のティラミスも、これまた絶品。
自家焙煎コーヒー、アレンジドリンクと一緒に。
◇
写真と文章でカフェの魅力を発信している立場で、こんなことを言うのは間違っているかもしれないが、石田珈琲店の魅力を100%感じ切るには、実際にお店に足を運ぶのが一番だ。
今や、インターネットで何でも見ることが出来る時代。
だからこそ、それ以外の”感じる”という部分が、大事になってきている気がする。
きっと道外のカフェ好きたちも、その本質的な部分をわかった上で、見聞き知った石田珈琲店に魅力を感じ、そして実際に訪れているのだと思う。
そんな素敵なお店が、この札幌という街にある喜び。
幸せだなぁ。
【Shop info】
◇住所:札幌市北区北16条西3-1-18
◇最寄り駅:札幌市営地下鉄南北線 北18条駅
◇駐車場:なし(近隣にコインPあり)
◇営業時間:11:00~19:00
◇定休日:火曜、水曜
◇HP(通販あり):石田珈琲店丨ISHIDA Coffee
◇Instagram:@ishidacoffeeten