集え!札幌のコーヒーを愛する者!Salvador Coffee主催 第3回「山鼻ハンドドリップチャレンジ」大会レポ!
「コーヒー、普段飲みますか?」
そう聞かれたら、YESと答える人はとても多いと思います。
それくらい、コーヒーという飲み物は私たちの日常生活に欠かせない存在。
しかし…
「コーヒー、どれだけこだわっていますか?」
質問の内容がこんな風に変わった途端に、答えに窮する人が大半になるのではないかと思います。
身近でありながら……いや、もしかしたら”身近であるからこそ”なのかもしれませんが、あまりじっくりと向き合い、興味を深めていくという機会には恵まれない。
コーヒーというのは、そんな不思議な飲み物。
Salvador Coffeeのマスター・柴田 圭介さんは、「コーヒー文化の醸成」という意味で、札幌は他の都市に遅れを取っていると危機感を抱いています。
道外のコーヒースタンドやロースターなどのInstagramを見ていると、本当に毎月、毎週のようにイベントを開催し、満員満席で盛り上がっている。
一方札幌には、コーヒーイベントはまばらにしか存在していない。
これでは、サードウェーブすら浸透しない。
そんな思いから、昨年10月にオープンしたばかりながら、カフェ営業に加えて積極的に多種多様なイベントを行っています。
今回は、2019年5月30日(木)に行われた「第3回 山鼻ハンドドリップチャレンジ(YHDC)」にお邪魔し、大会の様子をメディアとしてレポートさせていただくことになりました。
山鼻ハンドドリップチャレンジとは?
本大会は、エントリーしたバリスタたちがトーナメント制で勝負を行い、優勝を目指すというもの。
「バリスタ」とは言っていますが、カフェやコーヒー店で働いているプロと、自宅でこだわりのコーヒーを楽しんでいる「おうちバリスタ」の割合が半々くらいの、参加資格不問・非常にオープンな大会です。
勝負は、制限時間内(「準備3分」「抽出6分」)に、課題豆(今回はLittle fort coffeeの「デカフェグアテマラ」)10~15gを使い、150ml以上のコーヒーを抽出。
それを3つのカップに分け、無作為に選ばれた観客が対決している2人分をテイスティングし、美味しかった方に票を投じ、獲得票が多かったバリスタの勝ち、というシンプルなルールです。
第3回大会レポート!
ここからは、今回の大会の様子をお伝えします!
夕日に照らされる、山鼻の街。
電車通りの趣ある建物の並びの一角、Salvador Coffeeに山鼻ハンドドリップチャレンジの出場者が続々と集まってきます。
お店にある道具で腕を競うのかと思っていたのですが、それが大いなる勘違いであるということに気づくのに、時間はかかりませんでした。
出場者のカバンから、出るわ、出るわ……こだわりの道具たち。
豆を挽くグラインダー、お湯の温度を測る温度計、さらにはケトルまで持参している強者も…!コーヒーの奥深さを、開会前から思い知ります。
19時30分、出場者が全員揃ったところで主催者の柴田さんからルール等の説明があり、大会スタート!
今回は総勢11名の出場。シードは、前回大会優勝の方。
男性7名、女性6名という、男女比ほぼ五分五分となりました。これも地味に凄いと思いました。
ちなみに、出場しないギャラリーも5~6名いらっしゃり、大賑わいでした。
熱い戦いが繰り広げられる!
記念すべき開幕カードはフジタさん(写真左)とフルサワさん(写真右)、女性同士の対決!
お二人とも、研究と練習を重ねた成果を出すべく、真剣な面持ちです。
僭越ながら、判定のためのテイスティングを担当させていただきました。
飲んでみて、ビックリしたことが2つ。
まずなんと言っても、お二人の淹れたコーヒーがとても美味しかったこと。
フルサワさんはSalvador Coffeeのご近所、石山通沿いのD Plus+でお勤めのスタッフさんで、フジタさんもカフェで働きながらコーヒーの勉強をされている方。
「好きこそものの上手なれ」とはよく言いますが、”好き”を極めて腕が上達することで、「1杯のコーヒーを淹れる」というアクションを通じて他の人に幸せを届けられるというのは、とても尊いことだと思います。
そしてもっと驚いたのが、同じ豆を使っているのに味に違いが出ていたこと。
「味で判定するために」という意識を持ってコーヒーを飲んだのが初めてだったからかもしれませんが、苦味やコク、そしてフルーティーさ、酸味など、こんなにも違いが出るものか…と。
新たな気づきを得る、貴重な機会でした。
で、判定基準は「どちらが美味しかったか」。
ここは完全に好みの世界、正直めちゃくちゃ迷いながら一票を投じました…。
結果は、フジタさんの勝利!
前回大会1回戦敗退のリベンジが出来た!と大喜びでした!
1回戦ハイライト!こだわりとこだわりがぶつかり合う!
今大会の優勝候補!と名高い、STANDARD COFFEE LAB.くまがいさん。
帽子がカッコいいナナエさんとの対決は、ナナエさんに軍配。
柴田さんは「これがコーヒーの難しさ、奥深さだよねぇ」と一言。
◇
1回戦第4試合には、D Plus+からのもう一人の刺客・カワカミさんが登場。
シンプルにイケメン
Salvador Coffeeのバリスタトレーニング生・エンドウさんの対決に、見事勝利しました!
コーヒーを淹れる姿って素敵だなぁ…としみじみ思いました。僕もやろうかな。
◇
1回戦、全5試合が終了したのが、20時40分頃。
翌日4時半起きで出張だった僕は、残念ながらここで離脱しました…最後まで見届けられず、すいません!
第3回山鼻ハンドドリップチャレンジ、栄えある優勝者は…!
翌日、柴田さんからご連絡をいただきました。
第3回チャンピオンは……
女性のおうちバリスタ・フカミさんでした!
おめでとうございます!
優勝の副賞として、Salvador Coffeeでのイベント開催等が計画されているみたいなので、フカミさんが淹れてくれるコーヒーを飲むチャンスがあるかもしれません…!
◇
今回初めて参加させていただいて、コーヒーの想像以上の奥深さに驚き、そして僕自身かなり引き込まれてしまいました。
- 既にコーヒーを好きな人がこのようなイベントで高め合って
- それを僕らメディアが発信し、
- その他の人にその熱量が届く
このステップを踏めば、きっと札幌のコーヒー文化は育っていくと思います。
A Day in the Cafeでは、今後Salvador Coffeeはもちろん、その他のイベントにも積極的に出向き、情報発信のお手伝いをさせていただきますので、「ぜひ取材に来て!」というお声掛けをお待ちしております!
【最後にお知らせ】
この記事を見て……
「次は自分も出てみたい!」と思ったあなた!
「面白そう!見学に行ってみたい!」と思ったあなた!!
7月26日(木)の予定を開けておいてください…!
詳しくは、Salvador Coffeeの公式Instagramアカウントでチェック!
↓ ↓ ↓