【札幌・宮の沢カフェ】宮の沢のおすすめカフェ3選!おしゃれな空間、札幌を一望できる絶景も!
平坦な日常生活は、ゆるやかに流れている。
いつもの街、いつもの仲間、いつもの職場にいつもの食べ物。
何も考えずとも暮らしていける日々に名前を付けるとしたら「慣れ」であり、逆に言えばそこから一歩踏み出すにはそれなりの理由が要る。
「宮の沢に行く理由」を持っている人は、果たしてどれだけいるだろうか。
札幌市営地下鉄東西線の、西の端。白い恋人パークこそあれど、大多数の札幌市民の生活圏から外れているこの街を訪れるとしたら、やはりそれなりの理由が必要だろう。
今回は、そんな宮の沢にわざわざ行ってみたくなるような「ここでしか」楽しめない要素を持った、3つのカフェをご紹介する。
ここでしか味わえない自家焙煎コーヒーとリノベカフェ空間…Misaki coffee & roastery
宮の沢駅の7番出口から、徒歩3分ほど。
二十四軒手稲通から一本入った裏通り、住宅の並びに赤い屋根とこのマークを見つけたら、そこがMisaki coffee & roastery。
古民家をリノベーションしたという店内は、慣れ親しんだ我が家に帰ってきたような、そんな安心感を与えてくれる。
冬に登場する薪ストーブも、このカフェのイチオシポイント。
目に見えそうなくらいのぬくもりに満ちた空間で、自慢のコーヒーをいただく。
普段はカフェオレ派の僕も、この店でオーダーするのは必ずコーヒー。
自家焙煎の豆から抽出された一杯は飲みやすく、それでいてどんなスイーツとも相性抜群だから凄い。
いくつか飲んだけれど、僕は「ブラジル」が好みだなぁ。
こだわりのコーヒーを飲みたくなったら、ぜひ足を伸ばして欲しいお店。
【Shop info】
◇住所:札幌市西区西町北18-5-14
◇最寄り駅:札幌市営地下鉄東西線 宮の沢駅
◇駐車場:あり(2台)
◇営業時間:10:00-18:00
◇定休日:日曜日
◇Instagram:@misaki_coffee
ここでしか感じられない、おしゃれ隠れ家カフェの温かい居心地…喜茶 ゆうご
宮の沢駅から、歩けば20分ほど。
白い恋人パークの横を通り抜け、住宅街を奥へ、奥へ……。
「ここで良いのか?」と半信半疑になりつつ、自分を信じて最後の細い路地を進むと、喜茶ゆうごにたどり着く。
うさぎのイラストが描き添えられた手書きの看板が出迎えてくれるお店は、全体的に和のテイスト。
静かな住宅街に佇むこの空間には、他で味わうことのできない居心地の良さがある。
店内もやはり、木の質感を大事にしたインテリアで統一されている。
設置された大きな窓は、名演出家。
夏は緑の木々が風になびき爽やかさを振りまく様子を、冬には静謐な雪国の美を映し出す。
こんな素晴らしい環境でいただくコーヒーが格別な美味しさを誇ることは、あえて口に出すまでもないだろう。
「お好きな席にどうぞ」と言われれば、僕は必ず中庭の見えるカウンター席を選択する。
窓の向こうに見える風景を自分の中で咀嚼しながら、季節を感じ、そして美味なるコーヒー・スイーツに舌鼓を打つ。
こんな贅沢が、他にあるだろうか。
【Shop info】
◇住所:札幌市西区宮の沢3条4丁目6-8
◇最寄り駅:札幌市営地下鉄東西線 宮の沢駅
◇駐車場:あり(6台)
◇営業時間:9:00-17:00
◇定休日:不定休(FBで確認)
◇FB:喜茶ゆうご
◇Instagram:@kissayugo_official
ここでしか見られない絶景!札幌の街を一望できる展望カフェ…セリナ
正確には宮の沢エリアから少し外れるが、最寄り駅ということでぜひ紹介させて欲しいカフェがある。
宮の沢駅バスターミナル1番乗り場から「中洲橋」行きのバスに乗車。
10分ほどバスに揺られ、有名な手打ち蕎麦屋・やま賀のすぐ横「西野5条9丁目」のバス停で下車し、さらに山を登ること10分。
これ以上登れない!というところに、セリナがある。
ケーキはもちろん、食事メニューも豊富にあるため「カフェレストラン」と言っても良いかもしれない。
コーヒーも十数種類の豆を選択肢に取り揃えており、本格派。
個人的には「トラジャ」をいただくことが多い。
ただ、美味しいコーヒーや料理よりも、この店でたっぷりと堪能したいのは、西野の山の上から見下ろす札幌の街並みだ。
特に、冬の夜景は絶品。
テーブルのキャンドル越しに見る街の灯りはこの上なく美しく、札幌という街への愛着がより深まるだろう。
【Portfolio page】
【Shop info】
◇住所:札幌市西区西野6条10丁目21-5
◇最寄り駅:札幌市営地下鉄東西線 宮の沢駅
…JR北海道バス 宮43系統 中洲橋行き乗車、西野5条9丁目バス停下車
◇駐車場:あり(4~5台)
◇営業時間:11:00-22:00
◇定休日:基本無休
行ったことのない、知らない街でも「行ってみたい店」が一つでもあれば、少しだけ身近な存在になる。
ぽっかりと予定の空いた週末に「ちょっと行ってみようか」と思えるように、3つの「ここでしか」を頭の片隅に留めておいてもらえたら、と思う。