【石狩カフェ】soup to BREAD…「いつもの店」にしたい、心を豊かにしてくれるドイツパン
パンって、不思議だ。
色や形、大きさ。見た目だけで言っても、種類によって様々な違いがある。食感もふわふわとした柔らかいものから食べごたえ十分のハードなものまであって、その部分だけを切り取れば同じ食べ物ではないような気さえしてくる。
一緒に合わせるものによってはご飯になり、おやつになり、コーヒーのベストパートナーにもなる。無限の可能性を秘めている。
そして何より、パンのある食卓は人々を幸せにする。
パンは、不思議な力を持っている。
石狩に誕生した、ドイツパンとカフェのお店・soup to BREAD
その力に、人は引き寄せられる。
2020年6月20日。石狩にオープンしたこのお店は、オープン直後から多くの人で賑わう。
「番屋の湯の目の前」と言えば、場所が伝わるだろうか。石狩浜の潮風が吹き抜ける、とても心地の良いところ。
茨城県から引っ越してきたという店主さん。この場所があったからこそ、僕たちは美味しいパンを食べることが出来る。
ブルーグレーで塗られた壁に、オレンジ色の電球がまばゆく光る店内。そして、そこに並ぶ数々のパン。
ラインナップはハード系のドイツパンが中心。アレンジを楽しみたいシンプルなものだけでなく、ドライフルーツやナッツ、クリームチーズなどを練り込んだものも充実しているのがまた嬉しい。
“腹割れ”が可愛らしいスコーンも。
お店の奥は、カフェスペース。
心に優しくフィットしてくれるようなインテリアや小物を見ているだけで、ここが素敵な時間を演出してくれる空間になるんだろうなぁ、と思う。
パンは営業中も随時焼いている、とのこと。
時間帯によって店頭に並んでいるパンの種類に若干違いはあるかもしれないが、だからこそ生まれる偶然の出会いを楽しみたい。
次の日の、僕の朝ごはん。
いつもの朝よりちょっと気合を入れて、目玉焼きにウィンナー、それに簡単なトマトスープも作ってみた。
もちろん、コーヒーも添えて。
香ばしくハードに焼き上げられた外側とは好対照に、パンの中はジューシーで、もっちり。口の中に共存するこの”違い”は、まさに職人技。
ひとかけちぎるときの音、噛みしめる食感、口の中にじんわりと広がる味、鼻に抜ける香り。贅沢すぎるパン。五感で楽しもう。
そして、食べ終わる頃にはこう思う。
「これが日常だったら、このお店が自分の”いつもの店”だったら、どんなに素敵だろう」と。
札幌の中心部からでも、車で40~50分ほど。気分転換のプチドライブも兼ねて、通いたいお店だ。
パンのある食卓は人々を幸せにする。
パンは、不思議な力を持っている。
【Shop info】
◇住所:石狩市横町30-2
◇駐車場:あり
◇営業時間:11:00 – 19:00(当面の間17時閉店)
◇Instagram:@souptobread
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